関東近県高校選抜、佐野日大が優勝

3/4 (日) に栃木県小山市で関東近県高校選抜剣道大会が行われた。

今年は北関東を中心に男子38チーム、女子33チームがエントリー。

 

試合結果

優勝:佐野日大 (茨城県)

準優勝:小山 (栃木県)

3位:水戸葵陵 (茨城県)、甲府商業(山梨)

ベスト8:中央学院、大田原、文星芸大、茗渓学園

 

佐野日大は高校剣道界で今最も勢いのある勢力の一つ、今回の結果はその意味で順当だったと言えよう。

茨城の名門・水戸葵陵 (みときりょう) は準決勝で佐野日大に0-1で敗戦、前回は1月の茨城新聞社旗決勝で代表戦の末敗れており、雪辱を誓って臨んだが果たせなかった。

水戸葵陵と肩を並べる土浦日大は結城尚武館出身の小松崎を擁して1月の選抜県予選で水戸葵陵を抑えて優勝するなど確かな実力はあるが、今大会ではまさか2回戦で甲府商業に敗れた。

 

決勝は栃木県勢

男子決勝は佐野日大 VS 小山という栃木県対決。

ちなみに前年2017年は決勝で同じく佐野日大 VS 小山の組み合わせ、その時は小山が勝利を収めた。

小山は1月の選抜県予選を兼ねた新人戦決勝で0-3と佐日に完敗しており、2位で選抜本選に出場することになっている。しかし、本来は県の頂点を取らなければ参加できない選抜本戦になぜ2位で出場できるのかと言えば、それはすなわち前年佐野日大がインターハイで上位進出を果たしたからだ。その意味では選抜に出場できるとはいえ、小山高校の心中は決して穏やかではないだろう。

佐野日大は決勝に臨むにあたり中堅の原田(龍)から志良堂にスイッチ、先鋒から原田(光)、清水、志良堂、西野、大平。勢いのある1年生の原田と清水を前で自由に戦わせ、後ろは2年生が固める、という方針か。

対する小山は準決勝の甲府商業戦を2-2からの本数勝ちで決勝に上がってきた。

先鋒、中堅は引き分け。中堅戦で試合が動く。

佐日中堅の志良堂を一言で表現すると“冷静沈着”。本人の内心ではどうだか分からないのだが、端から見ていると常に冷静に自分のペースで試合を運んでいるように見える。今回も試合中盤で冷静に抜きドウを奪取。しかし、志良堂の上手さが光ったのはその後。一本を取った直後、竹刀を巻いて高橋の竹刀を落とす。反則一回だ。高橋はもう一回反則を犯せば2本負け。そうなってしまえば副将と大将が二人とも勝つか、どちらかが2本勝ちしなければならないという小山にとっては圧倒的不利な状況となる。そのプレッシャーが高橋の判断を狂わせたか、鍔ぜりから離れようと不用意に場外ギリギリまで下がってしまう。危ない!それを見逃す志良堂ではなかった。間をおかず飛び込んで高橋を軽く押すと高橋はあっけなく場外へ。反則2回で2本負けを喫してしまった。

その後は完全に流れが傾き、西野、大平も2本勝ち。終わってみれば新人戦と同じスコアの3-0という完勝で佐野日大が勝利を収めた。

 

怪我で戦線離脱の西野が復帰

佐野日大にとって朗報なのが、怪我で戦線離脱していた西野寛人が完全復帰したこと。昨秋に新チームが発足してから怪我により公式戦では西野の姿が見えず多くの剣道ファンが心配したことだろう。西野の離脱中は原田龍、原田光のW原田が見事に穴を埋め、若潮杯準優勝、茨城新聞社旗優勝などを勝ち取った。

正直、西野が復帰してももしかするとW原田からレギュラーを奪取することは難しかったりしちゃうのか・・?と思わせたのだが、やはり中3時全中個人ベスト8の実力はダテではなかった。準決勝・水戸葵陵戦では実力者・棗田と引き分け (リードしていた状況では上々の戦いぶり)、決勝・小山戦ではそのアグレッシブ&スピーディーな剣道で東野に対してコテメンの2本勝ち、見事優勝を決定づけた。

 

まとめ

今大会はやはり何と言っても西野が復帰した佐野日大がその強さを示した。個人的には昨年インハイ以来初めて佐日の黄色胴が見られたことに若干の喜び。再来週行われる全国選抜で栃木県初となる優勝への期待が高まる。

 

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