福岡第一、玉竜旗を11年ぶりに制す!(高校剣道)

高校4大大会の一つにして、国内最高峰の勝ち抜き戦である玉竜旗

その最終日であった今日、男子団体ではみごと福岡第一 (福岡県) が11年ぶり二度目の優勝を飾った。

高校最後にして最高峰のインターハイに並び、これまでに数々のドラマを生み出してきた玉竜旗。今年も見どころ満載の大会となった。それぞれの試合については後の記事で振り返るとして、今回はざっと大会結果とハイライトを振り返ってみたい。

 

大会結果

さて、男子団体の結果は下記の通りとなった。

<男子団体>

優勝:福岡第一 (福岡県)

準優勝:福岡大大濠 (福岡県)

3位:龍谷 (佐賀県) / 東海大福岡(福岡県)

ベスト8:島原 (長崎県)、敬徳 (佐賀県)、東福岡 (福岡県)、九州学院 (熊本県)

田城徳光 (3年) を擁して魁星旗を制し、先月の福岡県インハイ予選でも福大大濠との死闘を制しインハイ出場を決めるなど勢いに乗る福岡第一がその勢いそのままに福大大濠との福岡県勢対決を制して11年ぶりの優勝。福岡第一と言えば、やはり副将:谷口隆磨と大将:田城徳光の後ろ2枚が鉄壁。福大大濠との決勝は大濠大将池田 (虎) との大将戦延長にもつれ込み、最後は田城が得意の爆裂飛び込みメンで優勝を決めた。

福大大濠は先日の魁星旗決勝、福岡県インハイ予選決勝に続いて決勝で福岡第一に敗れ、悔しい結果となった。団体としてはインハイ出場は果たせなかったが、個人戦では池田(龍)が出場予定。全国の舞台での活躍を楽しみにしたい。

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福岡県勢、大活躍

今大会は男子団体で九州勢がベスト8を独占し、九州剣道のレベルの高さを示した。

特に福岡県勢はベスト8に4校食い込む大活躍。福岡県で行われた大会という多少のアドバンテージを考慮しても、素晴らしすぎる結果だ。

福岡県勢が玉竜旗を制するのは、2013年に梅ヶ谷翔率いる福大大濠が高輪(東京都)を下して優勝した時以来だ。この大会は大濠大将の梅ヶ谷が怒涛の勝ち抜きをみせて優勝を果たし、“伝説の11人抜き”と剣道ファンの間で語り継がれている。

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九州学院、龍谷に屈す

昨年は決勝で島原に接戦の末敗れた九州学院。2年ぶりの優勝を目指し、5回戦で東京チャンピオンの明大中野、6回戦で島原中央、7回戦で桐蔭を2人残しで破って準々決勝に進出して龍谷と対決。副将の岩間功樹が龍谷大将の與賀田湧作を引っ張り出したが、ここから與賀田が佐賀県インハイ予選決勝で敬徳に完敗した悔しさを晴らさんがばかりの怒涛の攻めを見せ、岩間に2本勝ち。九学大将の相馬武蔵にも2本勝ちし、逆転で準決勝進出を決めた。

九学と龍谷の組み合わせと言えば、2017年の魁星旗2回戦。それまで2013~2016年にかけて4大大会を全て制し、2017年も選抜を幸先よく制した絶対王者・九学だったが、大将の岩切が龍谷副将の中山に敗れ連勝記録はまさかのストップ。九学が敗れた瞬間、試合会場は大きくざわめいた。

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勝ち抜きの華

さて、玉竜旗といえば勝ち抜き記録が大会の華だ。

福大大濠先鋒の西口知成(3年)は準々決勝の敬徳戦、準決勝の龍谷戦で10人抜きという偉業を達成。緒戦で5人抜き、10人抜きというのはそこまで珍しくないが、準々決勝と準決勝というハイレベルな舞台でそれをやってしまうとは恐ろしい。しかも相手はあの九学を破って勝ち上がってきた龍谷と、その龍谷を佐賀県予選決勝で5-0という大差をつけて下した敬徳だ。特に敬徳大将の小川夢希也は世代を代表する選手の一人。

福岡常葉の藤島心(しん、1年)は2~4回戦(PL学園、中央学院、花巻北)で15人抜きを達成。1年生の15人抜きはあの伝説的な選手・石田雄二(高輪高)が2004年に記録して以来。石田はその後インハイ個人優勝を果たす。藤島心は同校で大将を務める藤島剣(3年)の実弟。福大大濠の池田兄弟と並び、福岡剣道界でその名を轟かせる兄弟だ。

 

まとめ

玉竜旗を福岡第一が制し、近年の4大大会優勝校は下記の通りとなった。

  選抜 玉竜旗 魁星旗 IH
2013 九州学院 福大大濠 九州学院 九州学院
2014 九州学院 九州学院 九州学院 九州学院
2015 九州学院 九州学院 九州学院 九州学院
2016 九州学院 九州学院 九州学院 九州学院
2017 九州学院 九州学院 島原 高千穂
2018 九州学院 島原 島原 島原
2019 九州学院 福岡第一 福岡第一

 

残るは高校生最後のインターハイ。

九学が選抜に続き王者の執念を見せるか、福岡第一がその勢いのまま頂点に駆け上がるか。

九州勢にばかり活躍させてなるものかと佐野日大、水戸葵陵ら関東勢が気を吐くか。

新しいドラマが生まれることを楽しみにしたい。

 

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